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2019

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プロジェクトストーリー01

グローバルカンパニーのビジネス基盤を構築する一大プロジェクト

上條 由

マネジング・ディレクター
製造流通本部

巨大グローバル企業の内部統制を図るために

ファスニング事業とAP(建材)事業を中核に世界中でビジネスを展開しているYKKグループは、1934年の創業という非常に長い歴史を持っており、日本の製造業の中でも特に早く海外進出を果たした企業です。
日本発のグローバル企業として先陣を切るYKKが抱えていた課題は、ファスニング事業とAP事業という2つの事業間を統制する仕組みが複雑化していることでした。ファスニング事業はグローバルのマーケットが中心であり、一方のAP事業は国内マーケットが中心といった市場のフィールドの違いも背景にありました。

数十年前、YKKが今ほどに巨大でない時期には、1人の人が会社について隅から隅まで把握することも不可能ではなかったでしょう。
ですが、組織が拡大し、分業化が進んだ今、同じように全体を把握することはほとんど不可能です。以前とは企業としての形が大きく変わってきたこともあり、共通業務を標準化する仕組みを導入して、新しい世代にYKKという会社を引き継ぎたい、という思いをお持ちでした。
そこで、経理システムに関して業務を標準化しようという狙いから、世界にまたがる新プロジェクトが立ち上がりました。これが、「ルール」「ツール」「人材」を三位一体で改革する、経営・事業価値基盤構築プロジェクト「COMMIT(Consolidated project for Matured Management upon IT)」です。アクセンチュアはこのプロジェクトを、ビジネスパートナーとして支援しました。

さまざまなスキルセットを持ったメンバーをアサイン

今までのやり方を変えるときには、やはり不安の声や心理的な抵抗も出てくるものです。アクセンチュアは、お客様の視点に立ち、やるべきことから着実に実行していくアプローチをとっています。
プロジェクトのメンバーとしては、システムに強い人間だけでなく、マネジメントコンサルティングに強い人間や経理業務に詳しい人間など、さまざまなスキルセットを持ったメンバーが必要になります。また、それらのメンバーに共通して必要なのは、筋を通してプロジェクトを完遂できる信念の強さです。
他のプロジェクトと同様、最初は少人数からスタート。プロジェクトが進むにつれて徐々に人数が増えてきますが、そのうちにメンバー内での目線がずれてきてしまうこともあるため、チームを上手くまとめあげる力を持ったプロジェクトマネージャーの存在も大きな要素でした。

2010年12月から本格稼働したプロジェクトでは、2012年4月に第一弾の稼働を遂行。その後には、システムの運用やメンテナンス、国内の子会社への展開が控えています。ゆくゆくは運用をYKK側に引き継ぐための研修教育も開始しました。アクセンチュアの若手社員の成長のスピードをみて、「教育方法を学びたい」といわれたのがきっかけでした。

プラクティカルに物事をとらえ、実行するカルチャー

組織としても時代のニーズを先取り、常に変革しているのも特徴です。世界中で約37万3000人が働いている大きな組織にもかかわらず、変革によって常に循環している環境だと言えます。そしてアクセンチュアでは多様な人材が協働して価値を出していくということを企業戦略上重要視しています。それぞれが持つ「違い」こそが価値を生みだす、そういう「ダイナミズム」を新人の頃から感じて欲しいと思います。アクセンチュアの社内は本当の意味で、男女もマイノリティも「フェア」です。オフィスに女性が増えていることは私自身も感じますし、いろいろなタイプの人がいて、会社内には好循環が生まれています。好きな分野や興味のあることを、パッチワークのようにつないでいくことで、「自分自身のオリジナリティ」が生まれます。多様性が高く、バラエティに富んだアクセンチュアという環境にぜひ飛び込んでみてください。

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