一つの企業にとどまらず
業界全体を変革する醍醐味

中川 和彦

中川 和彦
素材・エネルギー本部
マネジング・ディレクター



2002年に大学卒業後、アクセンチュアに入社。最初は製造・流通本部に配属されました。その後、サプライチェーンマネージメント(SCM)を専門的に扱う部門で専門スキルを磨き、2013年に素材・エネルギー本部のマネジング・ディレクターに就任。製造業における川上から川下に至る企業のSCMプロジェクトを中心に、組織・人事改革や会計領域といった分野まで幅広くビジネス戦略の提案・実行を行っています。

ビジネスコンサルタント職の特徴とは?

ビジネスコンサルタント職は、いわばクライアントに一番近いコンサルタントと言えます。例えば、戦略コンサルタント職はテクノロジー戦略やM&Aといった戦略立案を生業とし、テクノロジーコンサルタント職はデジタルやモバイルなどの最新テクノロジーを得意とするのに対し、ビジネスコンサルタント職は、クライアント毎に異なるビジネス課題やニーズから戦略を立案し、実現するまでを担います。クライアントや業界を誰よりも熟知するとともに、内容に応じて戦略コンサルタントやテクノロジーコンサルタントと組んで、改革を実現させるプロデューサー的な役割となります。

ビジネスコンサルタント職の魅力とは?

先ほど、ビジネスコンサルタント職はクライアントに一番近いとお話をしましたが、クライアントの最前線で提案やプレゼンを行う機会が豊富です。20代の前半からクライアントの経営幹部や管理職と膝を突き合わせて議論をする機会が多くあります。その点でコミュニケーション能力は否応なしに身に付きます。クライアントへの提案は必然的に相手の業務課題を突きつけることですから、時には非常に難しく、厳しい仕事でもあります。それを如何に上手く理解してもらえるかを考えながら実践していくので、基本的なビジネススキルとともに自ずと高度なコミュニケーション能力が身に付いてきます。

また、戦略に留まらず、実現まで担うことで、最後までやりきるといった“コミットメント力”が確実に備わります。加えて、日々クライアントと隣り合わせで業務を従事することで、事業を遂行するのに必要な判断力や実行力が身に付きます。その点はクライアントに一番近い役割であるビジネスコンサルタント職の醍醐味でもあり、簡単には身につかない、差別化可能なスキルだと考えています。

中川和彦

ビジネスコンサルタント職に求められる人材とは?

新卒のみなさんには、恐れずにアクセンチュアの門を叩いていただきたいです。知識やスキルは後々必ず身に付いてくるものですし、アクセンチュアにはサポート体制が整備されています。

例えば英語力についても、入社後に様々なプログラムが用意されています。海外研修ももちろんありますが、国内に海外からメンバーを招いてビジネス研修を行い、ビジネススキルとともに英語力を身につけます。また、空いた時間にオンラインで海外メンバーとコミュニケーションを図りながら語学力をサポートするプログラムもあります。

その為、入社時にビジネスコンサルタント職に必要とされるものは、特定の能力やスキルというよりは、あまり凝り固まらずに、なんでも吸収しようという“心構え”が求められます。ビジネスコンサルタント職はクライアントや業界知識に強いと同時に、業界全体を変革していく提案が行えるポジションでもあります。現在の複雑性のあるビジネスにおいては、専門性を磨くだけでなく、他業界や様々なソリューションを組み合わせてアイデアを創出する、好奇心旺盛な姿勢が必要です。

中川和彦

新卒のみなさんへのメッセージをお願いします。

アクセンチュアは外資系企業やグローバル企業と言われておりますが、私は「守破離(しゅはり)」という日本古来の言葉や考えを大切にしています。まさにアクセンチュアではこの言葉を体現できる環境にあります。

「守破離」とは、伝統芸能や武道の現場で「道」を習得する過程を表現する言葉として用いられています。「守」とは、師から弟子がひたすら教えを学び、それを守ること。これは、アクセンチュアで言えば、上司や先輩からビジネスのあり方を学ぶ段階です。アナリストやコンサルタントはこの段階と言えるでしょう。次に「破」に移行します。教えから抜け出し、本質を捉えるようになり、多少の自己判断ができるようになります。そして、「離」となり、教えに囚われずに自身の境地に入ります。つまり、マネジャー、シニアマネージャーやマネジング・ディレクターとなってクライアントや業界を変革するポジションを形成していく段階に移ります。また、自分が教えを請おてきたように、部下の育成を担うポジションでもあります。

外資系コンサルティング会社というと、個人の能力重視や自分でスキルを研鑽しないといけないイメージがありますが、アクセンチュアはよりチーム重視で、人材・スキル育成を本気で取り組んでいる会社であります。また、その「守破離」のサイクルを高速で体現できる会社でもあります。

その為、困難や難しさといった恐れではなく、成長やでっかい仕事・変革を実現したいというポジティブな姿勢を持って、飛び込んできて欲しいです。


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